『ライトニング』ディーン・R・クーンツ 野村芳夫@訳
いまは流行作家としてときめくローラ・シェーン、かつては孤児院で辛酸をなめた薄倖の美少女だった。これまでの生涯、何度か人生の危機や事故に見舞われそうになったが、そのつど、どこからともなく立ち現われて危難から救ってくれた“騎士”がいた。そのたびに、空には閃光(ライトニング)が……。ジャンルを超えた傑作スーパー・スリラー。
裏表紙 あらすじより
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『マリオンの壁』ジャック・フィニイ 福島正実@訳
“マリオン・マーシュここに住めり……”
ニックと妻のジャンが、移り住んだ古い家の壁紙の下に見つけた口紅のなぐり書き。その落書きは、かつてこの部屋に住んだ無名の女優マリオンが残したものだった。彼女は才能を認められ、いよいよハリウッドヘという前夜に、自動車事故で急死していた。
落書きを見つけた数日後、偶然にもニックとジャンは、マリオンが最後に出演した映画をTVで見た。ほんの端役だったが、マリオンの印象は鮮やかだった。そのとき、ほの暗い部屋のどこかからニックに囁く声がした。ジャンの体にマリオンが憑依している……。
裏表紙 あらすじより
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『夢の10セント銀貨』ジャック・フィニイ 山田順子@訳
会社では上司に罵られ、家に帰れば妻がヒステリックにわめき散らす。そんな平凡な毎日を送っていたベンは、突然別世界へ 新聞スタンドでもらったつり銭の中に魔法のコインが混っていたのだ。
街並みや人々はいつもと変わらないのに、彼はいつのまにやら有能な社員、おまけに家では、妻だと名乗る見知らぬ美女が彼の帰りを待っていた。何もかもが素晴らしいこの別世界で、ベンは今度こそ幸運をつかめると思ったが……?<ノスタルジックなもの>と<幻想世界>を、執拗に描きつづけるファンタジイ界の巨匠が、人生の哀歓をユーモラスに綴る!
裏表紙 あらすじより
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