『サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)』レイ・ブラッドベリ 小笠原豊樹@訳
続きを読む冷えきった地球を救うために太陽から“火”をもち帰ろうとする宇宙船を描いた表題作「太陽の黄金の林檎」。灯台の霧笛の音を仲間の声だと思い、毎年海の底から現れる古代生物の悲哀をつづった「霧笛」。タイム・トラベルがはらむ危険性を鋭く衝いた「サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)」など、SF叙情詩人と呼ばれる巨匠の幻想と詩情にあふれる短編集。ジョゼフ・ムニャーニによる幻想的になイラストも収録。
裏表紙 あらすじより
『マイナス・ゼロ』広瀬正
続きを読む1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械 それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは?
失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。
裏表紙あらすじより